英単語を効率的に覚えるには、大きく分けて二つの方法があります。一つは、他の勉強におけるキーワードの覚え方と同様に、がむしゃらに暗記を繰り返すというものです。英語においてもこの方法は効果的で、学習を始めたばかりの時期であれば爆発的に単語量を増やすことが可能です。もう一つは、英単語が持つ要素の意味を理解して覚えていく方法です。英単語には接頭辞や接尾辞など、意味を持つ要素があります。これらを覚えておけば他の単語を理解する際にも活用できるので、効率良く覚えられるようになります。
一つ目のがむしゃらに暗記するという方法は、無駄に思えるかもしれませんが非常に効果的です。やり方もシンプルなので、誰でも実践できます。まず英文や英語の問題を解く中で、知らない英単語を見つけたらノートなどに書きだしておきます。後でその知らない英単語について意味や発音などを調べて書き足し、ノートを持ち歩いて何度も見直すだけです。なかなか覚えられない英単語は別の紙に書き出し、家の中の自分がよく行く場所に貼りつけておきます。例えばトイレの中などに貼りつけておけば、行くたびに目にするので覚えられるようになります。この方法では、何度も目にするというのが重要なポイントとなります。
二つ目については、英単語の成り立ちを理解することで効率的に覚えるというものです。例えばdisやdiという接頭辞には、否定の意味があります。disappearは視界から見えなくなるという意味ですが、これは現れるを意味するappearを否定したものになります。discountやdislikeなども、disを付けて元の単語を否定した意味になっています。こうした接頭辞などはいくつかあるので、知っておくと新しい単語に出会った時でも意味を推測できるので便利です。