まず、TOEIC自体は複数のパートがありそれぞれのパートに即した対策が必要です。ただし、スコアを上げたいという文脈であれば一つだけ「TOEICの問題形式」を理解することをおすすめします。これは、英語力を上げるということではなく、あくまでTOEICの試験の傾向に対して理解することが重要です。リスニングのセクションに関しては、テープレコーダーのペースで試験が進行しますので、出題のパターンをしっかり把握することにより、リスニング時にどういう要点を掴んで聴けばいいかのコツが掴めるようになります。この事前準備ありきで、選択肢を効率的に選べるようになります。
リスニング以外のセクションに関しては、自分のペースで進められますのでどのセクションにどれだけ時間をかけるかの裁量は自分にあります。ここで重要なのは万遍なく全てのセクションに対して回答することです。時間切れが起きる多くの方は正答率が低いセクションに時間をかけすぎて、正答率が高いセクションに対して時間切れになるパターンです。こういった事態を避けるためにも、一度模擬テスト等を利用して、セクション毎の「正答率」「設問当たりの分数」をセクション毎に理解し、どのセクションから着手すると効率的になるかを正しくジャッジるすることが重要です。この解く順を変えるだけでスコアを劇的に上がる方は多いです。