子どもがいつまでもはしゃぎまわっておとなしくしてくれない。お母さんもついに堪忍袋の緒が切れて「静かにしなさい!」と叫んでしまいました。英語ではこのようなとき”Be quiet!”と言いますよね。quietには「静かな」という意味があります。一方で、silentという単語も存在します。こちらも「静かな」という意味で、携帯電話の音が鳴らない機能のことをsilent modeと言ったりしますよね。quiet modeとは言いません。この2つの単語はどのように使い分ければよいのでしょうか。
まずquietは、音がない、あるいはほとんど音がない状況やものを表します。閑静な住宅街、森の中など、喧噪がないイメージです。または、あまり言葉を発しない無口な人のことをquiet personと呼びます。
- I love this quiet and peaceful area.(僕はこの静かで平和な土地が大好きなんだ。)
それに対してsilentは「まったく」音がない環境やものをいいます。音が少しだけあるのがquietで、完全な無音がsilentです。
- When I broke the dish, everyone in the room was shocked and became silent.(私がお皿を割ったとき、皆驚いて静かになった。)
「静か」を表す quiet, silent の違いのまとめ
quietとsilentは「音が少しあるのか、ないのか」によって使い分けるのがポイントです。お母さんがあまりに強く”Be quiet!”と言うと、子どもはびっくりして”silent”になってしまうかもしれませんね。