そんな時、あるパソコン上で使うある英語教材に出会いました。
その教材は5万円程度と言う、とても高価なものだったのですが、その教材のスペイン語バージョンが外交官の語学教育にも採用されているとの事だったので、清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入し、その教材のみを勉強し始めたのです。
その教材は、最初は中学1年生レベルのとても初歩的な内容で、正直、こんな学習を繰り返した所で一体どの様な実力が身に付くと言うのかと言う気持ちだったのですが、自分の英語力なんてゴミみたいな物だと言う現実を直視し、初歩からコツコツとやって行きました。
また、上記の10年前に始めていたらと言う気持ちが、今コツコツと続ければ10年後にはと言う気持ちに転じており、これも励みになりました。
尚、この時の学習は以前にやった通信教育とは違い、どこまで進めるかは自分次第です。
なので、帰宅後のノルマと言った感じは一切なく、結果的に学習に積極的になれたと思います。
最終的にこの時の教材は最後まで学習でき、学習完了後の私の英語力は開始前のそれとは比較にならないものとなりました。
その後、教材の完了と英語力の確かな向上に勢いに乗った私は、他の英語学習方法、例えばオンラインのシャドーイング学習サイトの利用や洋書の電子書籍を購入してこれを読み始める等を始めました。
そして現在の状態に至っているのですが、これまでの経験で英語初心者が学習を進めていく上で大切な事は、まず初歩的なレベルから学習を始め、英語学習の習慣を身につけると言うのと、自分の英語力の現実を直視して早急な結果を求めないと思っています。
特に後者は、私の場合10年間と言う長期間の感覚を抱いていましたので、これが心理的に大きな影響を与えたと思っています。
そもそも語学なんて習得するのに手間と時間がかかるものなのですから、この事を如何に自然に受け入れられるかが、結果を出せるか否かの境目になるのではないでしょうか。