どうせやるならポジティブに!日本とアメリカの違いから学ぶ「新年の抱負」と「三日坊主」の捉え方

初日の出

あけましておめでとうございます。マメオ@調査員です。

2016年、新しい年が始まりましたね。年賀状、SNS上にあふれる「Happy New Year!」。お正月セールや福袋をゲットしに街へ繰り出したり、お家&こたつでまったり、お正月特集番組などを見ながらのんびり過ごしたり。皆さんはどんなお正月をお過ごしですか?

2015年を振り返るとともに、2016年はどんな年にしようか、去年できなかったこと、チャレンジしたいことなど目標を決めたりやりたいことを書き上げてみたりする人も多いのではないでしょうか。そこで今回の「そこんとこどうなの?アメリカ人に聞いてみたシリーズ」では新年の抱負と三日坊主という2つのテーマについて質問してみました。

  1. 新年に新しいことを始めたりする風習はありますか?
  2. 三日坊主になることは多いですか?

それでは早速みていきましょう!

 

質問1:日本では新年の抱負として新しい習い事などを始めたりする人が増えますが、アメリカではそういった新しいことをはじめたりする風習はありますか?風習がある場合は、どんなことを始めたことがあるか教えて下さい。

習字

結果

  • 新しいことをはじめたりする風習もあるかな 17件
  • そんな風習は特にないよ 8件

新しいことをはじめたりする風習もあるかな 17件

30~40代に多かったのが「新年になにかにチャレンジすると決意する人は多い」という声。日本と異なる点は、「新年の抱負」というよりは、生活習慣を見直すことに重きを置いているようです。「ダイエットして痩せる」「タバコをやめる」というような感じですね。

アメリカでもNew Year Resolutionとして新年から何か新しい事を始める人も多いです。一番ポピュラーなのが「ダイエット」です。11月末の感謝祭や12月のクリスマス期間は、伝統的な料理(ターキーやハム、スタッフィング、ポテト、デザート等)を食べるので普段よりもカロリー摂取量が多くなりがちです。私も新年からジムに通い始めたりしました。(40代女性)

なるほど!この回答には男女問わず納得なのではないでしょうか。もちろん習い事を始めるという意見もありましたよ。「ダンスを始める」「スキーを習う」などなど。身体を動かす習い事などはアメリカならではです。

そんな風習は特にないよ 8件

とても興味深いのが、この8件の回答のうちなんと7件が20代からの回答

それほど多くの人が新年に新しいことを始めるとは思わないよ。それよりは、何か新しいことを始めるとしたら新学期がスタートするときのほう多いと思うな(20代男性)

確かに、アメリカには日本のようにお正月という独特の文化があるわけではなく、クリスマスホリデーの延長線上に1年の切り替わりがあるだけなので、子どもや学生は学期が変わる8~9月に新しいことにチャレンジする傾向にあるのかもしれませんね。

 

質問2:日本では新しく習い事をはじめても「三日坊主」になったりすることが多いですが、アメリカでは「三日坊主」になったりすることは多いでしょうか?

忘れてた

結果

  • たいていは三日坊主だよ 17件
  • 自分で決めたことだから三日坊主にはならないな 3件
  • 人によるよ 5件

たいていは三日坊主だよ 17件

25人のうち7割の回答が「三日坊主になる」でした。ただし、アメリカでは「三日坊主」があまり否定的に捉えらえていないという点が特徴的です。

アメリカでも「三日坊主」になることも多いと思います。少し付け加えると、「三日坊主」という言葉は少し否定的な響きがしますが、アメリカではたとえ結果が「三日坊主」になってしまったとしても、チャレンジしたことが評価されやすいので、日本ほど否定的に捉えられることは少ないように思います。(20代男性)

新しく始めた習い事などは、自分に合わなければ躊躇なくやめてしまうそうです。そういった思い切りのよさは日本人にはないキャラクターですよね。どこの国でも同じかもしれませんが、やはりダイエットは長く続かないようで、1月は混雑していたジムも2月になると人がまばらになるのだとか。

三日坊主になる人が多いものの、キャリアアップを考えている人はしっかり実行しているようです。アメリカ、日本問わず、人によりけりですね。

自分で決めたことだから三日坊主にはならないな 3件

「おお、すごい!」と思ってその回答を眺めてみたところ、好きで始めた習い事や趣味についてでした。確かに好きなことや、やりたかったことなどはダイエットとは違い、ポジティブな気持ちで取組めるので、三日坊主にはなりませんよね。

自らやりたくて、始めた事なので、途中で止めてしまう事はありません。(50代男性)

社内でも成功している人や出世している人は学生時代に部活や習い事を継続し続けた方が多いです。いわゆるエリートと呼ばれる人たちは目標を定めてそこから逆算してプランを立てるクセがついているのでそういった人たちは三日坊主になりにくいです。(40代男性)

人によるよ 5件

こちらは、家庭環境や両親の影響によると答えた人がほとんどでした。先に挙げたキャリアを考える人が三日坊主にならない、というのも、育ってきた環境によるのかもしれません。自分に厳しい人、自分を律することができる人、そういう人が三日坊主にならないというのはどこの国でも同じかもしれませんね。

アメリカではよくあることだよ。アジアの子どもは勉強や音楽に努力する傾向にあるように思えるかな(30代男性)

日本もアメリカもさほど変わりはない

「お正月」と「クリスマス&ニューイヤーホリデー」という文化の違いはあれど、新しいことを決めてチャレンジするのも、三日坊主になる人がいることも、アメリカと日本ではさほど変わりがないことがわかりますよね。大きな違いがあるとすれば、それは「アメリカでは三日坊主すらポジティブにとらえられること」ではないでしょうか。

新年の抱負を公言し、有言実行するもよし、挫折して他のことにチャレンジするもよし。私たちも2016年をとにかくポジティブな一年にしていきましょう!

参考資料「調査詳細PDF」

アメリカ育ちの方への簡単な質問「新年の抱負と新しい習い事について」

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